http://shizumanu-taiyo.jp/

山崎豊子原作

沈まぬ太陽



映画では、かの有名な御巣鷹山航空機墜落事故を元とした事件を取り扱っており、また作中で出てくる国民航空はあきらかに日本航空をモデルとしており、事実とフィクションが入り乱れているように錯覚させるため、原作自体が賛否両論であったという。
そういう中での映画化ということもあって、作る側も大真面目に作っている。

渡辺謙もその中の一人として、この映画に向き合って作り手として参加しているという印象を受けた。
なんにせよ、海外ロケやらなにやら大掛かりな映画なので、見ごたえがある。しかも、3時間越え。途中に休憩が入る映画をはじめてみた。エヴァか。

正直なところ、3時間は早かった。そういう意味では映画を楽しんでいたように思う。
しかし、実のところ、面白かったのかは判断がつかない。何か物足りない部分があるような気がしてならない。
途中の時間が飛びまくりすぎて、感情がブツ切れになっているからかもしれない。

でも、かなりの見ごたえがあるし、
さすが山崎豊子!白い巨塔も、華麗なる一族も、ドラマを見たけど、面白い!
ひとつも原作読んだことないのが、なんでやねん、という感じだが、この人のはやはり作る側の熱意が違う。
作品としての完成度が自然と高くなっている。
そういう原作であり、それだけ面白い要素が既に入っているのだろう。

この人自信は女性なのに、どうしてこんなに男性社会を映し出せるのだろうか。

女性の観察眼はやはり鋭いということか。

ジェイムズ・ティプトリー・Jr.を思い出した。アガサクリスティだってそうだ。
文学は、女性が作る。という説があるとして、それを応援したくなった。






- おすすめの小説| 人気ブログランキング| 小説ブログランキング| ホラー・怪奇小説ランキング-
http://www.kaiji-movie.jp/index.html

カイジ 人生逆転ゲーム

原作ファンからすると、明らかに物足りない

はしょられすぎていて、面白いと思う部分に到達する間も無く、終了
矢継ぎ早にゲームゲームと続き、言い方が悪いが展開が非常にチープ
仕方ないとは思うが、やはり他にやりようもあった気がして残念。

メンツに文句はないですけどね。


評価:★★☆☆☆

[... 続きを読む>>]


- おすすめの小説| 人気ブログランキング| 小説ブログランキング| ホラー・怪奇小説ランキング-
ブラインドネス スペシャル・エディション(初回限定生産2枚組) [DVD]ブラインドネス スペシャル・エディション(初回限定生産2枚組) [DVD]
(2009/04/03)
ジュリアン・ムーアマーク・ラファロ

商品詳細を見る


ブラインドネス

題目どおり、世界中が盲目になる話。
とはいっても、話自体の世界観は小さい。
主人公がやってきた隔離病棟がほとんどすべての舞台である。

注目すべきは、日本人が出ていること。ちゃんと日本語で話している。
木村佳乃さんと、伊勢谷友介さんだ。
木村さんは当然しているが、伊勢谷さんは曖昧。どこかで見たことがあるような気は確かにするが、どこで見たかは分からない。ウィキペ先生に聞いてみたら、CASSHERNで見てました。

それはともかく、意外にホラーテイストな作品。
混乱した社会は人間の欲望をむき出しにしてしまう。
そういうところの描かれている作品


評価:★★★☆☆




[... 続きを読む>>]


- おすすめの小説| 人気ブログランキング| 小説ブログランキング| ホラー・怪奇小説ランキング-
ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]
(2009/05/22)
田辺誠一時任三郎

商品詳細を見る


ハッピーフライト


ハッピーフライトといいながらも、わりとアンハッピーなフライトのお話。
ハッピーエンドだから、ハッピーフライトなのだろうか。

意外にあっさりした内容。バードストライクによるスピードメーター(?)の故障により、羽田発ホノルル行き旅客機は、羽田空港に引き返すことになる。それで、引き返して終わり。最後見終わって、ああこれで終わりか・・・と思った。
あっさりに感じたのは、群像劇っぽかったからかもしれない。誰か一人の人物に集中してみるのではなく、幾人もの視点が空港と旅客機を通じて散乱していたので、メインエピソード自体の濃度が凄く薄かったのかもしれない。新米客室乗務員、新米パイロット、新米整備士、地上スタッフ、管制、オペレーションセンター。いろいろ詰め込んでいるので、それぞれについて広く浅く知ることは出来たが、やはり多すぎたかもしれない。

まあ、割と楽しめていたと思います。
ファミリー映画ですね。テレビでやる感じの映画です。

評価:★★★☆☆






- おすすめの小説| 人気ブログランキング| 小説ブログランキング| ホラー・怪奇小説ランキング-
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
(2004/12/18)
米澤 穂信

商品詳細を見る



春期限定
いちごタルト事件

米澤 穂信


ミステリといえば、ほとんどの場合、人が死ぬ事件であるが、世の中には人の死なないミステリもある。
俗に言う『日常の謎』といわれているものである。
この小説もそういった人殺しのないミステリにくくられるもので、小市民を目指す小嶋くんと小佐内さんとの高校生活における身近な不思議と遭遇していくお話である。
いわゆるジュブナイルのカテゴリにも属するもので、内容的にはライトノベルといっても良いかもしれない。

小市民というのは、ひっそりと暮らし、大きな事件には巻き込まれないことを前提とする小説ならではの設定であるのだろうけれど、本当にそんなに大きな事件は起きない。
なにせ、温かいココアはどうやって作られたのか、がミステリの謎になっちゃうんだから、その小市民ぷりが分かるというものだろう。そういった短編がいくつかある。

小嶋くんと小佐内さんは、明らかに付き合ってる風なのではあるが、お互いは互恵関係にあるという。ミステリで言うところの2人組みのパターンというわけでもなく、小佐内さんが不在でも淡々と話が進んでたりもする。小嶋くんが、いわゆる探偵役なわけだが、かといって、小佐内さんが聞き役でもない。目線は小嶋くんが常なのだ。小佐内さんって、いるの?とも思うが、小嶋くんにとっての生きるモチベーションにはなってるみたいだし、一応事件を”持ってくる係”には役に立っているようなので、問題ない。いちごタルトも小佐内さんがいなければ起きないわけだから、意味ないこともない。

基本的に軽めなので読みやすい。
人殺しなんて飽き飽きしているがミステリは読みたい人にはぜひ。





- おすすめの小説| 人気ブログランキング| 小説ブログランキング| ホラー・怪奇小説ランキング-