蜘蛛巣城<普及版>蜘蛛巣城<普及版>
(2007/11/09)
三船敏郎;山田五十鈴;千秋実;志村喬

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黒澤明監督作品のモノクロ映画。。シェイクスピアの戯曲として知られる『マクベス』を原作として、舞台を日本の戦国時代にしたもの。常連である三船敏郎 、志村喬も当然出ている
『マクベス』自体は全く見たことはない。ウィキペディアによれば、「翻案物にも関わらず、原作の雰囲気を最も忠実に再現した作品として広く知られている」らしい。
気のせいなのか、間というかただ風景や何も喋らないシーンがやたらに長かった気がする。それは、雰囲気作りだったのかもしれない。なぜかしら引き込まれてみたのは、そうした下地の地道な作りを行っている。黒澤明監督作品は多くの場合、細かい部分、見ている人にもわからないような些細な部分にこだわりぬいて作っている。その分だけ、時間も金もかかるし、見えない部分ならいいじゃないかと思うかもしれないが、そうした部分は本当は本編中に滲み出していて、雰囲気の決定的なものを作り出している。もちろん、黒澤監督も人間だ。どう考えても無駄なこともあったかもしれない。だが、それに余りあるリアリティ(見せ方)にこだわっている。
本作品『蜘蛛巣城』は一見ファンタジーである。主人公である鷲津武時(三船敏郎 )と三木義明(千秋実)は、ある老婆に出会う(あれは老婆だったのか・・・)。老婆は彼ら二人の運命を予言する。その後は、その予言のとおりになってしまう。こうしたものを受け入れてしまえる上に不自然ない描写ができているのもこだわりの結果といえる。


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2008.06.27 長州ファイブ
長州ファイブ長州ファイブ
(2007/09/28)
松田龍平.山下徹大.北村有起哉.三浦アキフミ.前田倫良.原田大二郎.榎木孝明.寺島進.泉谷しげる

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時は幕末、尊皇攘夷吹き荒れる時代

長州から英国に留学した5人の若者がいた。

彼らは長州ファイブ

英国から技術を学び、『生きたる機械』となって帰ってくるための、命がけの渡航を行う

これは、後に日本の近代化を支えた人物たちの物語である・・・



・・・みたいなカッコいい話です。

実際は留学とは言え、形としては密航だったらしいです。
それも死罪も覚悟するものだったと言うから、
かれらの意志がどれほどだったか、想像に難くない。


日本語では、長州五傑と呼ばれていて、史実です。
ウィキペディアによると
5人とは、井上馨遠藤謹助山尾庸三伊藤博文井上勝の5名の長州藩士を言うらしいです。
彼らはそれぞれ、外交の父、造幣の父、工学の父、内閣の父、鉄道の父、とされているそうです。
ちなみに、映画では山尾庸三(松田龍平)が主人公でした。

題名の長州ファイブとは、彼らの留学した先のロンドン大学で長州ファイブ (Choshu Five) として顕彰碑が建てられているところから、とっているみたいです。


映画の内容は、意外に面白かった。
といっても史実自体が面白いともいえるので、
それは映画が面白いということなのか?とも思えるが、
シーンの取捨選択、人物を絞る、演出などなどから、映画の力によって面白いのだと確信できる。

面白かったシーンは、
彼ら5人が初めてイギリスに着いて、初めて機関車を見たとき、
機関車は30年前くらいからあるよ、と言われ、彼らはショックを受ける。
「これじゃあ日本が勝てるわけねえよwwww」
みたいな感じになっていたのが笑えた。
まさにアリと象くらいの差を実感した部分が印象的

感動したシーンは、
長州から英国に来て数年たったある日、
薩摩から来たという日本人数名がやってきた。
少しのいざこざの後、長州の山尾庸三が、
「私は我が藩のためだけを思うて参りました。
しかし時が経つにつれ、日本という国家を思うようになりました。
国家の近代化を思うようになりました。・・・」
の件で、
薩摩の藩士のひとりから今からどうするのかと聞かれ、
山尾はグラスゴーで造船業を学びたいという。
そういう彼に、今どうして行かないのかと聞くと、山尾は
「異国の地では、思いだけではいけないこともある」という。
すると、薩摩藩士らが、自分の資金?を彼に手渡した。
「同じ日本人じゃ」「行ってきなせ」
驚く山尾。「この恩、一生忘れません」
去る山尾

以下省略

の部分がよかった。


幕末は面白い。

勉学へのモチベーションが高まる。
彼らに比べれば、なんと自分が腑抜けなことか。

↓実際の長州ファイブ↓
Choshu Five

左上が遠藤謹助
左下が井上馨
中央が井上勝
右上が伊藤博文
右下が山尾庸三
だと思う。
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