時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
(2006/05/25)
筒井 康隆

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時をかける少女
筒井康隆

『時をかける少女』+他2編(『悪夢の真相』、『果てしなき多元宇宙』)

言わずと知れた、時をかける少女の原作
映画などでは見ていましたが、今まで読んできてなかったので、今回読んでみました。
凄い薄いので、小休憩んも合間くらいで読めます。

基本的にジュブナイル小説なので、テイスト的には中学生くらいが読みやすい感じ。
映画は俺のアンテナにあまり来なかったのだが、小説は純粋に面白かった。
というか、よくあのおっさんがこういうの書けるなぁ、と感心する(失礼;)。

SF的な要素は軽めで、藤子F先生ではないが、少し(S)不思議(F)な程度。
ただ、完成度は高くて、SF的な物語の入門的な内容には最適かもしれない。


内容は映画での展開とそう変わらない。
まあ確かに映像化してみたい内容であるなぁと感じる。
なんか適度な長さでまとまりがいいしね。
ラベンダーの香りと共に、時間跳躍(タイムリープ)っていうのは映画で見ていたが、
改めて、その発明(といっていいのか)は天才的な要素があると思った。
ネタバレなんだけど、主人公は最終的に記憶がなくなる。
でも香りは体(鼻?)が覚えていて、すごくいい設定だと思う。

身体移動(テレポテーション)
というのが、時間跳躍とともにでてくるが、確かにこれを同時に使わないと、
いろいろ考えると可笑しな話になるんですよね。
時間を過去に戻すとして、空間を移動しなければ、
例えば地球の自転や公転から、宇宙に飛び出てしまう可能性もあるわけで、
そういうことをなくすためには身体移動は必須なんですね。
少し勉強になった(笑)


他の2編は
可もなく不可もなく。
まさにジュブナイル小説!って感じです。



『タイムリープ』という「時かけ」のオマージュみたいなライトノベルがあるんだけど、
俺は高校くらいに読んで、そっから本読み始めたくらいなので、「時かけ」自体にも思い入れがあった。
それで、ずっと読もう読もうと思ってきたんだが、今ようやく読んだか・・・という感じ。
てか、なんで今まで読まなかったのか・・・
俺は、ああいう時間跳躍モノは大好きなはずで、この作品は読むべきなはずなのに。
ま、もう読んだからいいか。
(多分、映画が個人的にガッカリだったんだな・・・)

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