北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]北北西に進路を取れ 特別版 [DVD]
(2008/04/11)
ケーリー・グラントエバ・マリー・セイント

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北北西へ進路を取れ/原題:North by Northwest
監督 アルフレッド・ヒッチコック

カプラン(キャプラン?)という人物に間違えられた男が、
命を狙われながらも逃亡する冒険映画

さすがに半世紀前の映画なので、展開やらエフェクトやらが古臭いが、
小気味いいテンポで見られるので、古い映画好きには楽しい


何にもないだだっ広いだけの場所で、複葉機に襲われるのは恐いね。

おすすめの小説、ホラー
完全復刻・妖怪馬鹿 (新潮文庫)完全復刻・妖怪馬鹿 (新潮文庫)
(2008/07/29)
京極 夏彦村上 健司

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妖怪馬鹿

妖怪馬鹿こと、京極夏彦、多田克己、村上健司+編集・青木(仮)が繰り広げる
妖怪馬鹿たちの、妖怪馬鹿たちによる、妖怪馬鹿のための座談会・本
妖怪についての基礎知識と、妖怪に対する基本スタンスが学べる(?)良い本(敢えてお勧めはしないけど)

基本スタンスが、真面目じゃないので、
妖怪にほとんど関係ない話が半分、
妖怪に関係あるのかないのか分からない話がもう半分で構成されている。

京極「あ!」
青木「どうしました?」
京極「いつの間にか真面目な話をしていたことに気づいて。いかんなぁ。今日は馬鹿な話を語る会なんでしょう?」
村上「所詮馬鹿なんだからもっと馬鹿話をしなければ、と」


って、感じで真面目な話をする気がない(笑)

とは言いつつ、なんだかんだで妖怪馬鹿が集まると自然に妖怪話にはなるようで、
豆腐小僧や、豆腐小僧や、豆腐小僧の妖怪話が盛り上がっている。

でも、やっぱりと言うか、水木しげるという現代の生ける妖怪の話が一番盛り上がる。
今では妖怪は水木さんを抜きにはもはや語れないようで、
その影響力やら、妖怪における視覚化の重要性やらを語っていました。
確かに自分も水木さんの妖怪の本で妖怪を見まくっていたと思います。
妖怪と言えば、9割の人は水木さんの絵を浮かべる、は真実だろうと思います。

視覚化といえば、マンガが最強ですかね・・・

そうそうマンガといえば、京極夏彦のパロディマンガが本の随所に載せられているんですよ
それがまた、すごくうまくて驚く(是非一度見てください)
この人、漫画家にもなりたかったとかで、
『魍魎の匣』のネタもマンガを描くつもりだったとか、聞きます。
前のお仕事もビジュアル的な分野の仕事だったとか・・・
上手いわけですね

話が急に変わるが、
実は、妖怪は科学と相反しない
変な話に聞こえるかもしれないが、妖怪現象あるいは妖怪そのものの”存在”というものに
(いわゆる)妖怪研究家は重きを置いていない
妖怪がいるとかいないとか、そんなの関係ない・・・が基本スタンス。
どういう出自で、どういう発展をし、どう描かれてきたかが、彼らの重要なことのようだ

ところで、妖怪とはナンだろう
これは妖怪馬鹿の人にとっても難しいテーマのようだ
個人個人で定義なるものあれど、ほとんど雰囲気で決めているようだ
絶対的な定義が出来ない曖昧な存在・・・だからこそ妖怪は面白いのかもしれない。

最近で言えば(最近でもないが)、口裂け女、花子さん、貞子なども妖怪っぽい
大体の共通する定義としては、出自が特定できる個人でないことのようだ
だとしたら口裂け女も花子さんも妖怪といってもいいかもしれない

妖怪とは誰が作ったかわからない妖怪的なもの・・・それは少なくとも妖怪たる最低条件らしい
だから特定の個人の創作だと分かると、それは妖怪のカテゴリから外される
ただ、それが何年か経ち、誰が作ったかわからなくなると、晴れて妖怪の仲間入りが出来るという
だけど、そういう判断をするのは難しくて、系統的に古いものなのか、新しいものなのかすらわからないものもあるらしい
実は、ぜんぜん新しいのに妖怪として認知されているとか、
完全に創作物であったとか、妖怪馬鹿たちも騙されていたとか(例は分かんないけど、のっぺらぼう?)
もう、そういうのも妖怪でいいじゃん、とは思うが・・・

彼ら馬鹿たちの仕事はやっぱり学問なのだなと思う。
真実の探求、妖怪とはナンだろうかの真実の探求をしている人々なのだ。


個人的には、UMAとかUFOとかをそういうスタンスで面白がるのがすきなのだが、
妖怪も相当面白いと最近は思うようになってきた。

妖怪馬鹿の人たちにはがんばっていただきたい。


おすすめの小説、ホラー
アラマタ珍奇館―ヴンダーカマーの快楽アラマタ珍奇館―ヴンダーカマーの快楽
(2000/04)
荒俣 宏

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アラマタ珍奇館―ヴンダーカマーの快楽
荒俣宏

自分の中でちょっとしたブームの荒俣宏

ブンダーカマーというのは、珍奇なものを展示した博物館と言う意味があるとかで、
まさにそうした珍品、奇品を荒俣さんのセンスと粘りで収集したものを、この本で紹介されています。

この人の好奇心は無限なのか?雑学知識も半端なく、収集品も数多い。
これほど、さまざまなものに興味関心を持っていると言うことは、それ自体がまさに才能であろう。
”歩く好奇心”といっても過言じゃない。
その性質からか、欲しいものは嫌と言われても交渉して手に入れ、値段が張っても家財を投げ打ってまで手に入れる(くらい勢いのある)人である。

「龍の連凧」の紹介のページに、その品を手に入れたときのエピソードが書かれている。
中国でみた凧をどうしてもほしいと交渉し、お金も払うと懇願したものの、製作に半年もかかったし、売り物じゃないから売れないと言われたらしい荒俣さん。
しかし粘り続けた挙句、その人の兄がお金をもらえるなら譲れと弟に言い、半ば強引に買ってきた代物と言うのがあった。そのとき、弟は涙ぐんでいたとか・・・

「不憫だが、収集のためだから、許せ」(by荒俣)

って、あんた鬼畜だなww
まあ手に入れるためなら、こういった強引な頼み込みも必要と言うことか。
確かに奪いたく手に入れたくなるほどのもので、かなりイイモノだ。
日本の一般的な凧とは違い、本当に凧か?と思えるほどの形で、連凧の部分が龍の体になっている。
空を漂う姿はまさに龍そのものである。
顔のデザインさもカラフルで、すばらしい。ちょっとほしい。

まあ、これはまともなものだが、中には奇妙奇天烈なものも多く記載されている。
『人間および動物の畸型誌』というのが最たるものであったが、これは内容が内容だけにあまり詳細は書かれていない。(現在ではこんな本は絶対出ないだろう)
『アラマタ珍奇館』の表紙に絵が一部載っていて、骨がくっついている畸形児(?)の絵が描かれている。
あとは、動物の体がくっついた絵だとかがのっているが、内容的にもそれが限界みたいだ。詳細は荒俣さん自体も自重せざるを得ないものだったみたいだ。いったいどんなものなのか、気になるところである。

どうみても怪物なジェニー・ハニバーは、エイが干からびたものらしい。
『アラマタ珍奇館』の表紙の左側に我が物顔で載っているが、
エイといわれても信じがたいほど、不気味な代物である。
宇宙人か、妖怪の類にしか見えない。


これを見ると、本当に人間の作るものには、数多くの”珍”や”奇”が多く含まれていると思える。
荒俣さん自体も珍奇な人だとは思う。というか珍奇なものを持つ人は例外なく珍奇であろう。
こんなものを好き好んで集める人が変わってないと言うほうが嘘だ。

だが、一方でまさに文化人の高級な趣味のように見える。
こうしたものは荒俣さん並のある種の嗅覚がないと察知できないのではないだろうか。
本当に面白い人である。

そういえば、こういう収集物は、たいてい人に見せてこそ満足するものであるというが、荒俣さんは堂だろう。
やはり珍奇なものを人に見せて、「どうだ驚いたか」とばかりに、驚く人の顔をほほえましく眺めているのが好きなのだろうか。
私はそうだと思う。
博物館を作って見せたいというのもソレがあるからであろう。



この本のオチ(?)として、荒俣さんのグッズが、火事や自然の雨風によって、大部分破壊されてしまったらしい。
この本でしか残ってないものもあるのだとか。
もったいない。


参考URL:
驚異宝物館
http://www.wunderkammer.nua.jp/naiyou.html

荒俣さんのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/aramata_hiroshi
おすすめの小説、ホラー
ストリートファイターZERO (1) (ゲーメストコミックス)

いわずと知れた格闘ゲーム「ストリートファイターZERO」
そのコミカライズ、全2巻
いまさらだが、読んでみた。

ゲームでも一応のストーリーや設定などがあるのだが、大部分は脳内補完でしかない。
でも、それを網羅的に漫画として具現化してくれる。
ゲームが元のマンガのなので、所詮程度は知れているが、
設定を脳内補完して面白がれる人にはとてもいい本。

2冊しかないのだが、わりと見所もあったり、
リュウとケンとの戦いとか、まあがんばって描いてるなぁと感心する

知ってましたか?
昇龍拳って、”禁じて”だったって。(ゲームやってたら、知ってんのかな?)
そういうところの設定にしびれたら、買いですね。


スピンオフというのか?、同じ作者が書いているストリートファイターのマンガ本で、
「さくらがんばる!完全版」というのがあるんだけど、絶版なのか2500円以上して、無駄に高い。

いつか、手に入ることがあれば、読みたいが・・・

おすすめの小説、ホラー
よつばと! (1)よつばと! (1)
(2003/08/27)
あずま きよひこ

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よつばと!
あずまきよひこ
1〜8巻

なんという癒し系漫画

物語の構造を捉えるとすごく難しいけど、現象自体はとてもシンプル
誰かさんが言っていたが、確かにどこがどうとか語るのは無理

要は難しく考えず、考える必要もなく、シンプルに感じるままに読めば一番面白いということ

敷居も低いし、いろんな人が見て楽しめる漫画
まさに漫画!としての技術が高い


マンガ夜話でも、『よつばと!』を扱っていましたが、そのとき、
いつもは歯に絹を着せぬいしかわじゅんが褒めてました。(あずまんがはつまんなかったらしいけどね)
いや、それだけ人間を丸くするマンガと言うことでしょうかw

似ている作品として、
・クレヨンしんちゃん(夏目さんは否定してたな)
・ぼのぼの(夏目さんはこれに近いとも言ってましたね)
・Drスランプ アラレちゃん
・ケロロ軍曹?(似てはいないが、構造として同じ?)
が出てましたね。

アラレちゃん説のほうが強かったかな、夜話では。
ただし、アラレちゃんは変化球だが、よつばと!は直球だとか(多分、日常とかのリアルと言う意味で)
夏目さんは、さらに回転のない直球で、意味を持たない、読者が付加する必要があるマンガだと言ってました。
確かに、よく考えると説明とかないな。
ナレーションとかモノローグとかもなく、いっさいを読み手にまかせてる。

ストーリーもあるようでない。
ていうか、それは重要じゃないというのが、このマンガの多分、真理。


そういえば、あずまんが大王(ほぼ読んでない)で、
ちよちゃん?っていう小さいキャラがいたけど、
よつばとはこういうキャラの延長なのか?

てかそれにしても、ものすごい記号化された顔ですよね
よくみると、とーちゃんよりも顔でかかったりするのよね。
でも、上手くできてて、限られた顔だけで豊かに見えるから不思議。
これも意味は読者がつける、といった仕組みからの効果なんでしょうかね。
あと鼻がないけど、描いてないだけで一応あるらしい描写が。


そういえば、
よつばと! の前に前進となるマンガがあったようです。





いつもも今日が、一番楽しい日。
ただ、ここにいるだけのしあわせ。
どこかで見た、どこにもない場所へ。
いつかおとなになるこども。と、かつてこどもだったおとな。かわらないまいにち。
おわらない夏のおわり。
今日も世界はひろがっていく。
子供が走れば、おとなも走る。
平日、休日、祭日、毎日。

おすすめの小説、ホラー
オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディショオリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディショ
(2006/06/29)
アルバート・フィニーローレン・バコール

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オリエント急行殺人事件

アガサ・クリスティ原作の映画化

原作も面白いですが、映像化しても面白さは損なわれていないですね。
すごく凝縮された感じですが

ポワロの役の人には悪いが、自分のイメージよりも、なんかキモい
失敗したヒトラーみないな感じだ

ま、ショーンコネリーも出てたのは棚ボタだったのかな
おすすめの小説、ホラー
スタイルズの怪事件 (創元推理文庫 105-26)スタイルズの怪事件 (創元推理文庫 105-26)
(1976/01)
アガサ・クリスティ

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スタイルズの怪事件/原題:The Mysterious Affair at Styles
アガサ・クリスティ

クリスティの処女作にして、名探偵エルキュール・ポワロ初登場の小説
一般的には、「スタイルズ荘の怪事件」として知られている本作

クリスティといえば(自分の中で)、『そして誰もいなくなった』『オリエント急行殺人事件』『アクロイド殺し』で、
どれも(当時の)ミステリの既存の枠にとらわれない大胆なものが多かったのですが、
この作品では割と既存のミステリといった感じ。

とはいえ、満足いく内容といって間違いないでしょう。
ポワロの観察と推理と巧みな言葉に、その友人ヘイスティングズとともに読者を翻弄(!)し、
叙述で惑わしてくれる手際は面白いです。

スタイルズ荘で起きた女主人毒殺殺人の犯人は誰か?
誰もが殺しそうだし、誰もが殺しそうではない絶妙な人物配置
ポワロも名探偵ながら推理の間違いを犯すし、
読者側のヘイスティングズも事件の当事者の一人として、逆に真相が見えてこない
ああでもない、こうでもないと読んでいて飽きませんね


ポワロさん曰く「最も単純な説明がつねに最も無理のない説明だ」そうだ(p138)
これはある種、真理だと思った。
意外に人間はシンプルなものに目がいかないものだ


笑ったのが、
「あのロンドンから来て、あれこれ詮索したり、無遠慮に尋問したりする二人の探偵なんかとはまるで格違いでいらっしゃいます」
と、ポワロさんをドーカスが評しているところ。
探偵とはホー○ズ、○トソンのこと?


おすすめの小説、ホラー
荒俣宏の20世紀世界ミステリー遺産荒俣宏の20世紀世界ミステリー遺産
(2001/11)
荒俣 宏

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荒俣宏の20世紀世界ミステリー遺産
荒俣宏

いわゆる胡散臭いが納得力のあったミステリーを荒俣さん的に並べていった本
UFOとかミステリーサークル、ナスカの地上絵もあるし、スカイフィッシュから雪男まで、
いろいろ不可思議なものが網羅的に扱われている。
有名どころは大体収まっている。
生まれる以前に日本で騒がれていたことなども知ることができて、結構いい本だった。

内容としてはそこまで深く触っているわけではないが、わりといろいろな情報と荒俣さん自身の体験なども含まれていて面白い。
大体32個くらいの項目からなっていて、写真も一応あるので資料的な価値もある。
ちょっとグロいものもあるんですけどね。

帝都物語ででてきた「学天則」というロボットも出てくる。(初めて見た)
ここが詳しい

それにしても、ネッシー調査だとか、雪男調査だとか、
そういうの日本人がマジで調査言ってるのがすごいね。
今思うとすごい馬鹿っぽいけど、当時はすごかったんだろうな

ちょうど、テレビで千里眼の話をしていたが、そのことも載っていた。
長尾郁子、御船千鶴子、高橋貞子など、リングとかで割りと有名。
ここが詳しい

有名なコティングレーの妖精の写真があるが、
荒俣さんは子供のときにはじめてみたとき、「明らかに妖精が絵じゃないかw」と思ったそうだ。
俺はテレビで見たせいか、妖精に見えたんだけど・・・(今はさすがに絵にしか見えないが)
まあ、結果的には偽者で、撮った本人も認めたが、5枚目だけは本物としていた。
が、これも単に2重に重ねて撮ってただけみたい。
ここが詳しい

◇メモ◇
ミステリーハウス・・・家を増築しまくって、いまや観光されてるほど異常な家
リリエルベの肖像
アンジェリンの看板
オリバー君→人間とチンパンジーのハーフといわれていたが、普通にチンパンジーと判明。一時は、オリバー君と子供を作るといった女性も現れたとかw
錬金術師フルカネリ
福来博士の念写写真
熊沢天皇→南朝の系列の天皇って言い出した男。現天皇制の一番痛いところ
ガラパゴス殺人事件
アナタハンの女王蜂→ここが詳しい
レイライン
ヴォイニッチ写本
トリノの聖骸布
ピルトダウン人の化石
陸軍登戸研究所

参考リンク:
http://www6.plala.or.jp/Djehuti/212.htm
おすすめの小説、ホラー
オープン・ウォーターオープン・ウォーター
(2005/11/16)
ブランチャード・ライアンダニエル・トラヴィス

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オープン・ウォーター/原題:OPEN WATER

実話を基にしている分、その体験は恐ろしい

夫婦がツアーでダイビングして、戻ってきたらボートは何もない!
海のど真ん中に置き去り。2人がいないことに誰もきづかいないとは!
しかも周りにはサメ
どうしようもない恐怖
サメに食われるか、体力が尽きるか
その行き着く先には絶望しかない
結果的にお2人は生還することはできなかったという

ひどい話だ


この映画は低予算で作られていて、それでいてかなりヒットした映画らしい
低予算らしく、前振り部分はすごく安っぽい
が、後半ほぼ9割が海の上なので、そういった安っぽさが逆にリアリティを与えてもいる。

正直、災害被害の再現VTRくらいの内容+2人のなんともいえないやり取り
なので、見ごたえがあるといった部類ではないが、こういう体験は”ありえそう”で怖い



おすすめの小説、ホラー

実に人間らしい思考をする――プロ棋士がうなる「最強将棋 BONANZA」発売記念発表会

ボナンザ(BONANZA)といえば、コンピュータ将棋界において彗星のごとく現れて、
大会初出場で優勝をしてしまったことで有名になった将棋AI(しかもノートパソコン動いてたらしい)
テレビ等でも取り上げられたり、小耳に挟むことは何度もあったが、市販されるのは今回が初めて、かな(?)

ボナンザは、理論物理化学研究者・保木邦仁氏が作成したもの
チェスの論文を読んで、ためしに研究の傍ら作っていたものだそうだ
って、レベルじゃないけどね
理論の研究者がマジで作るとやっぱハイレベルになるのかな・・・

なんにせよボナンザは面白い
登場して即優勝とか。コンピュータらしくない将棋を指すとか。
将棋初心者の自分から見て、らしいらしくないの意味がまったく分からないが、
発想が今までと少し違っているところがあり、そういうところで自然な手などを選べたのではないかと聞く

2,3年くらい前に出てるので、すでにものすごい進化を果たしているとは思うけど、
基本的には、ほかのAIが狭く深く思考をするのにたいして、ボナンザは広く探索しているらしい。
これによって、今までは駄目とされてきた手にも深く思考することができたといわれる。
(さすがに、少しは枝を刈っているかもしれないが・・・)

AI将棋にあまり詳しくはないが、評価関数の生成においてオリジナリティがあるみたいに見える。
1万くらいのパラメータがあるとかいってたような気がする。
たとえば、王がある場所にあったときにの金の配置場所の得点(80マス分)とか、そういうパラメータがいくつもあるみたいだった。
それを今までの棋譜から学習しているらしい。それこそ何万個の棋譜を読んでいる。

一応、無料配布もされているみたい→http://www.geocities.jp/bonanza_shogi/

渡辺竜王とも戦っている。(これはテレビでやってた

AI将棋ももうここまできている。
(最強のAI将棋に勝てる人間は、もはや数%=プロぐらい、らいい)

チェスではディーパーブルーが人間に勝ったとされているが、
将棋でもそういう日がくるのは近いかもしれない。



おすすめの小説、ホラー
東亰異聞 (新潮文庫)東亰異聞 (新潮文庫)
(1999/04)
小野 不由美

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東亰異聞
小野 不由美

//
私たちの世界とはちょっと似ていてちょっと違うパラレルワールド
その世界では、帝都は東亰<とうけい>と呼ばれていた。
明治維新から29年、開国して西欧化のすすむ東亰だったが、奇怪な事件が発生していた。

人を突き落として火達磨にする火炎魔人
そして夜に現れては辻斬りを行う闇御前である

彼らの目的は何なのか・・・彼らの正体は?
また事件のほかにも、珍妙な話を交換するという読売りだの、法外な値段を要求する蕎麦屋だの、
人魂売りだのと、奇怪な人物が跋扈する。まさに百鬼夜行、魑魅魍魎の世。

そんな中、事件の取材を行う平河新太郎は、事件を追ううちに
鷹司家のお家騒動とのかかわりに気づく・・・
//

「帝都物語」も読んでるんですけど、雰囲気が似てますね。
「帝都」と違って、どちらかといえば、ミステリの部類に入っていると思うんだけど、
最後の最後の展開で、世界観が180度変わりましたね。。。
いや、世界観というか、読者的には、妖怪→現実的な話→妖怪
なので、展開としてのどんでん返し感は大きかった。
といっても、ミステリとしての一定の答えというか、解決は現実的な話として終わります。

東亰は東京とは別の世界を示す記号で、現実ですらもないからアリなんですけど、
割と現実感漂ってる作風でした。荒唐無稽といえなくもないけど、割と仕組みは現実世界の話。
魔術とか非現実装置は、出ないのか、と思ってましたが、
最後の最後で妖怪小説になってくれましたね。

まさか、そんな展開にしてしまうとは、最後だけなんか別の小説じゃないの?
とも思えなくもないが、まあいいか。

割と面白い

おすすめの小説、ホラー
信号手
チャールズ・ディケンズ

青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000914/files/42302_16646.html

信号手の仕事がよくわからないのですが・・・
鉄道関係に詳しくないし、そういうの今はやったないんじゃないですか?

まあ、それはわかんなくても最低限の話は理解できるのでもんだいなかったですが。

話のベース部分は、今では結構ありがちかもしれません。
読んでしまえば意外にそれだけなのですが、信号手の感じる恐怖感やらがいいし、
結末に至り仕掛けがわかるまで全部が面白いですね。


ディケンズの本をちょっと読みたくなりました。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

関係ないけど。

ホラーっていろいろあるけどさ・・・
本当に怖いものって、こういうのじゃないかと思った。↓
http://www.youtube.com/watch?v=8BbUhlIEZEY

自分は、高所恐怖症の気があって、
観覧車ですら怖いですから(笑)、こういうのはマジで目を背けたくなります。
いちおう全部見ましたけど・・・きつい。

元サイトはここ
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1189739.html





おすすめの小説、ホラー
砂の女 (新潮文庫)砂の女 (新潮文庫)
(1981/02)
安部 公房

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砂の女
安部公房

//
男は訪れた部落で、砂の穴のそこにある一軒家に閉じ込められた。
そこには一人の女がいて、日々なだれ落ちてくる砂を掻き、生活していた。
なんとかして、逃げ出そうとする男であったが、うまくいかない。
仕方なく、男は女との生活を続けていたが・・・
//

表面的な読み方では、世にも奇妙な物語にあるような変な話である。
蟻地獄のような異質な閉鎖空間での品位地上での圧迫感みたいなものと、
との2人暮らしという日常の融合された部分の奇妙な味わいがある。
基本的には、なんとかそこから逃げ出そうとする男との無駄な戦いの先の話なんだが、
なんか、逃げ出さなくてもいいかも?という誘惑に読者ともども負けそうになる。

基本的に、読むのが難しい
文体もあるんだけど、暗喩みたいなものが多い(気がする)
果たして、自分は理解して読んでいるのか?
まったく理解できてないのでは?と思えて仕方がない。
絶対、表面的な小説ではないと思えるのだが、それしか読めない己の読解力のなさが泣ける。

ジャンルもよく分からない
ホラー?不条理?
異常な空間に閉じ込められるのは、相当怖いと思うのだが、
しかしホラーというのは違っている気がする?
お前馬鹿じゃないの?っていれたくないので、ジャンルは書きません。


正直言うと、あんまり人にお勧めできる小説じゃない。
個人的には、面白かったけど。
それとなく、勝手に出会って勝手に読んでいてもらいたい。


箱男
おすすめの小説、ホラー
黒い家 (角川ホラー文庫)黒い家 (角川ホラー文庫)
(1998/12)
貴志 祐介

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黒い家
貴志 祐介


黒い家、ってタイトルからして、
呪怨みたいなモノ化と思っていたが、
幽霊よりも狂人のほうが怖い、というタイプのホラー

生命保険の会社で働く主人公が遭遇する身も凍るような猟奇殺人
彼は真実を探るうちに、主人公自身とその周囲の人が巻き込まれる

最後にいたる恐怖の描写が凄まじい。
すごく感情移入し、主人公の恐怖がそのままシンクロし、
殺される!という緊迫感、絶望感、現実感が伝わってくる。

敵は、まさに山姥。
子供のころに聞いた山姥そのものだ。
デカイ包丁を持って、慎重に狡猾に忍び寄ってくる恐怖。
あの恐怖を大人になっても感じようと思えば、まさにうってつけの名作だろう。

正直言って、
最初のページは生命保険や心理学的なものばかりで、
怖いというか、いろいろ勉強になるなぁ、としか思えない

最後の100ページくらいが、
この本の読みどころであり、個人的には全て

映像化すると、きっと陳腐になるんだろうな


おすすめの小説、ホラー
日本アパッチ族 (光文社文庫)日本アパッチ族 (光文社文庫)
(1999/08)
小松 左京

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日本アパッチ族
小松 左京

小松左京の処女長編

なんだかんだ言って、小松左京の最高傑作だという声も聞く本作

まず、荒唐無稽さが、飛びぬけている。
なんと、鉄を食う人々の話なのだ
人間が鉄を食うなんて発想それ自体が、もはや非凡。
後の作品にも影響を与えているとか、いないとか。

アパッチというのは実際に戦後に存在していて、
鉄くずを盗み生計を立てていた最底辺の貧民だったそうだが、
それをヒント、というかモチーフにして、本作は描かれている。

鉄を食うと人間はどうなるのか?鉄の糞をするのか?体は鉄でできるのか?
そういった設定の数々をSF的な視点で緻密に書いてある。
もちろん、鉄を食うから、体の組成も変化して体が金属化するし、鉄を食って鋼の糞を出す。
鋼の糞はが良質でコストもかからないから、日本の製鉄業が大打撃を被るとか、すごく面白いことにもつながるw
やってることは馬鹿げたことなのに、実物にあるものとしてのシミュレーションに納得力がある。
この作品をサイエンスフィクションといっていいのか分からないが、
荒唐無稽な舞台での”リアル”という意味では、”SF”はかなり高いレベルを持っている。
しかし、そのトンデモとハードSFのバランスの絶妙さはすごい。

もともと、鉄を食う人=アパッチは、社会に捨てられ追放された人々の集合体であり、
彼らが社会を築き、普通の人間との対立を深めていくのが、この作品のメインストーリーとなる。
その中で、アパッチはもはや人間ではなく、新人類的・超人類的なモノとして描かれる。
これはSFという枠にはまらず、社会に対する強烈なメッセージ性も感じられるし、ある種の憧れみたいなものもある。
多分、いろんなところにこじつけもできる。
それは見る人によって感じる部分が違うだろう。
小松さんとしては、戦後まもなくの廃墟のイメージへの郷愁とかあったのだろうか。

個人的には、小松さんの社会を見る目、社会に対して感じている部分がものすごく分かった気がする。
戦争があって、ものすごいエネルギーを消費したのに、
まだ残っているこのすさまじいエネルギーのほとばしりは何だろう。
小松さん自体もものすごいエネルギーでこれを書いたに違いない。
それは、戦後なにもかもが失われたからこそのエネルギーだったのか?
いわゆる、ハングリーの精神!?
社会の中で、強力なエネルギーをもっているのは、
本来的にはこうしたアパッチのような人々だったのではないか?
そういうことを示してくれた作品。

設定自体がぶっ飛んでて、
なおかつラストまでにいたるテンションがすさまじいので、
小松左京読みたいなら、おすすめ。


おすすめの小説、ホラー


http://yougisha-x.com/


映画『容疑者Xの献身

ドラマを1ミリしか見たことないまま、この映画見ました。
結構、面白かったです。
もとの素材も面白いし、映像化しても結構よくできていて面白かったですね。
草薙は、ドラマでは出番が少なかったみたいですけど、
この映画では、かなり出てましたし、原作準拠率は高いです。

原作での天才数学者=堤さんで、ガリレオと対をなす存在感があって、
ベストなキャスティングだったと思います。
ほかを固める役者さんもかなりよかった。
松雪泰子さんもすごくベストですね。・・・役名と同じ名前(靖子)なのは、逢えて?

工藤役のダンカンがミスキャストだと思う。まあ見れなくはないが。
出てきたときは、演技臭すぎて結構きつかった。
役者じゃないし、演技のクセ?なのか違和感ありすぎ。
まあ、それを言ったら、品川のちょい役ぶりのほうが違和感ありましたけどね。
(こっちはいてもいなくてもどうでもいいキャラだったので、あんまり気にならなかったけど)

まあ、堤さんもベタほめはできなくて、
最後の泣き崩れるシーンはちょっと違和感ある。演技くさい。わざとらしい。
映画としての描き方もちょっと疑問符がつくので、すべてが堤さんが原因ではないんですが。

ここは小説そのままの形のほうがよかったんではないかと思う。
殺人のトリックも最後の最後まで引っ張る必要もなかったし、松雪さんに打ち明けて、松雪さんの演技力でその悲劇性をあらわしたほうがよかったと思う。
多分、それができる女優さんだったのに、もったいない。

しかも、最後に自首しましたって言わないのに、堤さんが泣き崩れてて、
あんまり整合性がなかった気がする。
感動させる部分があって、感情が高ぶってくるのに、いきなりぶっつり違うシーンに言ってしまう場面が多かったです。
感動が寸断された気持ちになるのは失敗だったんじゃないかと思います。
感動する部分は感情が連続するように、一場面としてのつながりで”感動するシーン!”として見せてくれたほうがよかったと思います。

割と、詰めの甘い映画だったですね。もっとやりようがあったのに、もったいなかった。

ですが、いちおう良映画化です。
取捨選択はいいと思うし、テンポもわりとよかった気がする。
見て損はないです。原作ファンなら見るべきでしょう。


おすすめの小説、ホラー
六番目の小夜子 (新潮文庫)六番目の小夜子 (新潮文庫)
(2001/01)
恩田 陸

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六番目の小夜子
恩田 陸

ホラーといってもそれほどドギツイホラーではなかった。
ジュブナイルに+ホラーといった感じだ。
さわやかホラーとでも名づけたいw


ある高校で、はゲームが受け継がれていた。
「サヨコ」の正体がばれなければ、勝ち。ばれたら負け。
勝てば、学校に幸運が、負ければ不幸が訪れる。
「サヨコ」は三年に一度ひそかに選ばれて、一年間隠し通さなければならない。
これによって、学校での受験合格率も上がるとか、そういうジンクスさえも噂されていた。
その学校で、「六番目のサヨコ」の年になるころ、津村沙世子という少女が転校してくる。


学園ホラーで、ホラー以外の部分も多分に含んでいるが、怖くないということはない。

学園祭の演劇が特にそういうホラー要素が強い。
そこでは、一人芝居の脚本を全員で台詞を回しながら喋っていく劇、というのを行っているときのシーン。
暗闇の中、台詞を言っていくうちに、みんながトランス状態になったのか集団催眠状態になったのか、
ものすごい異常な速度で台詞がまわされていく。
本当に生徒がしゃべってるのか?サヨコがしゃべってる?サヨコにしゃべらされてる?
本を読んでいても恐怖感が伝わってくる。
実際、この場面に遭遇したら、自分は恐怖で逃げ出したくなるに違いない。
暗闇というのも恐怖をそそる。

ラストは以外にあっさりとした感じで、
サヨコって果たしていたのか、集団心理の中で作られた幻想なのか
怖い怖いと思っていると、存在しないものも見えてくる。
そういう感じの小説ですね。

ホラーを主題にしたというか、ツールとしての意味合いのほうが強いのかな?

作者が、あとがきで少年ドラマシリーズへのオマージュと書いていました。
まったく、世代じゃないのでさっぱりわからないですが、
ジュブナイルものとして、意識して書いたということでしょう。

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