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映画『容疑者Xの献身

ドラマを1ミリしか見たことないまま、この映画見ました。
結構、面白かったです。
もとの素材も面白いし、映像化しても結構よくできていて面白かったですね。
草薙は、ドラマでは出番が少なかったみたいですけど、
この映画では、かなり出てましたし、原作準拠率は高いです。

原作での天才数学者=堤さんで、ガリレオと対をなす存在感があって、
ベストなキャスティングだったと思います。
ほかを固める役者さんもかなりよかった。
松雪泰子さんもすごくベストですね。・・・役名と同じ名前(靖子)なのは、逢えて?

工藤役のダンカンがミスキャストだと思う。まあ見れなくはないが。
出てきたときは、演技臭すぎて結構きつかった。
役者じゃないし、演技のクセ?なのか違和感ありすぎ。
まあ、それを言ったら、品川のちょい役ぶりのほうが違和感ありましたけどね。
(こっちはいてもいなくてもどうでもいいキャラだったので、あんまり気にならなかったけど)

まあ、堤さんもベタほめはできなくて、
最後の泣き崩れるシーンはちょっと違和感ある。演技くさい。わざとらしい。
映画としての描き方もちょっと疑問符がつくので、すべてが堤さんが原因ではないんですが。

ここは小説そのままの形のほうがよかったんではないかと思う。
殺人のトリックも最後の最後まで引っ張る必要もなかったし、松雪さんに打ち明けて、松雪さんの演技力でその悲劇性をあらわしたほうがよかったと思う。
多分、それができる女優さんだったのに、もったいない。

しかも、最後に自首しましたって言わないのに、堤さんが泣き崩れてて、
あんまり整合性がなかった気がする。
感動させる部分があって、感情が高ぶってくるのに、いきなりぶっつり違うシーンに言ってしまう場面が多かったです。
感動が寸断された気持ちになるのは失敗だったんじゃないかと思います。
感動する部分は感情が連続するように、一場面としてのつながりで”感動するシーン!”として見せてくれたほうがよかったと思います。

割と、詰めの甘い映画だったですね。もっとやりようがあったのに、もったいなかった。

ですが、いちおう良映画化です。
取捨選択はいいと思うし、テンポもわりとよかった気がする。
見て損はないです。原作ファンなら見るべきでしょう。


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