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2008.11.09
『東亰異聞』 ―夜が人のものであった時代は終わった 【怪奇ミステリ】【小野不由美】
![]() | 東亰異聞 (新潮文庫) (1999/04) 小野 不由美 商品詳細を見る |
東亰異聞
小野 不由美
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私たちの世界とはちょっと似ていてちょっと違うパラレルワールド
その世界では、帝都は東亰<とうけい>と呼ばれていた。
明治維新から29年、開国して西欧化のすすむ東亰だったが、奇怪な事件が発生していた。
人を突き落として火達磨にする火炎魔人、
そして夜に現れては辻斬りを行う闇御前である
彼らの目的は何なのか・・・彼らの正体は?
また事件のほかにも、珍妙な話を交換するという読売りだの、法外な値段を要求する蕎麦屋だの、
人魂売りだのと、奇怪な人物が跋扈する。まさに百鬼夜行、魑魅魍魎の世。
そんな中、事件の取材を行う平河新太郎は、事件を追ううちに
鷹司家のお家騒動とのかかわりに気づく・・・
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「帝都物語」も読んでるんですけど、雰囲気が似てますね。
「帝都」と違って、どちらかといえば、ミステリの部類に入っていると思うんだけど、
最後の最後の展開で、世界観が180度変わりましたね。。。
いや、世界観というか、読者的には、妖怪→現実的な話→妖怪
なので、展開としてのどんでん返し感は大きかった。
といっても、ミステリとしての一定の答えというか、解決は現実的な話として終わります。
東亰は東京とは別の世界を示す記号で、現実ですらもないからアリなんですけど、
割と現実感漂ってる作風でした。荒唐無稽といえなくもないけど、割と仕組みは現実世界の話。
魔術とか非現実装置は、出ないのか、と思ってましたが、
最後の最後で妖怪小説になってくれましたね。
まさか、そんな展開にしてしまうとは、最後だけなんか別の小説じゃないの?
とも思えなくもないが、まあいいか。
割と面白い
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