カッコーの巣の上でカッコーの巣の上で
(2007/12/07)
ジャック・ニコルソン

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カッコーの巣の上で
(原題:One flew over the cuckoo's nest)

 凄く後味の悪いような、悪くないような、やっぱり悪い映画。ジャック・ニコルソンがいるだけで(偏見だが)絶対丸く収まらない感が・・・。この人は、笑い方とか怖え。

 主人公(もちろんジャック・ニコルソン)が詐病で入院してきた精神病院での出来事。彼は冷たい婦長、めんどくさい治療等々に飽き飽きし反抗的な態度を取り続ける。婦長たちは彼がここから出られないようにするが、彼は脱走を企む。しかし、いろいろとドンちゃん騒ぎの末、寝過ごしてしまうと言う失態を犯す。(そこで逃げちゃえば、まだよかったのに!)同じところの患者の一人が自殺しちゃうし、主人公は頭に手術を受け(ロボトミー)口も聞けなくなっちゃうし、ただ主人公と逃げ出すつもりだった、インディアンのチーフだけが、この病院から抜け出す。
 
 カッコーの巣とは、精神病院の蔑称らしい。この映画ではそうした巣からの精神的な拘束からの脱出という内容になっている。原作小説ではチーフが主人公らしい。映画では明らかにチョイ役な風なのに。(どちらにしてもジャック・ニコルソンのキャラに勝てる奴はいない

 婦長さんやその他の人々のなにかしら嫌味な印象。人を直接的ではないにしろ見下し、自分に服従させようとする(そこまで露骨ではないが)態度、全部いやらしい。自らの型に収め、まるで柔軟性もない指導方針。もうちょっと柔軟性があれば、幸せな結末もありえたかもしれない。彼らの声に耳を傾ける、そういう単純なこともできない、あの閉鎖的な空間・社会の成す一種恐ろしさを感じた。全体的には和気藹々としたエピソードが続くが、ラストは急転直下。自殺には(それへ到らせたことへの)怒りが沸いたが、ニコルソン(役者名!)へのロボトミーは怒りを通り越して、恐ろしさを感じた。
狂人とは誰だ!こういった治療を平然とする彼らではないのか?
最後に脱出したチーフだけが唯一の救いであり、わずかな希望

 ちなみに、バックトゥザフューチャーのドク役のクリストファー・ロイドがでていることに驚いた。

★★★★★★★★★★(10)
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