対談集  妖怪大談義 (角川文庫 き 26-50 怪BOOKS)対談集 妖怪大談義 (角川文庫 き 26-50 怪BOOKS)
(2008/06/25)
京極 夏彦

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対談集妖怪大談義
京極夏彦

たぶん「怪」に載ってた対談をまとめたものを単行本化したものだと思います。
京極夏彦と、各界の著名人が妖怪とその周辺について談話しています。

対談者は以下、
水木しげる、養老孟司、中沢新一、夢枕獏、アダム・カバット、宮部みゆき、山田野理夫、
大塚英志、手塚眞、高田衛、保阪正康、唐沢なをき、小松和彦、西山克、荒俣宏、尾上菊之介

かなり興味深い話から、参考になったり、笑える話もありました。
中でもやはり妖怪に対する姿勢というか、学問的にどう扱うか、
我々がどう認識するべきか、の話は様々な人との語りの中でも共通してあったように思います。

妖怪は実は民俗学、歴史学、文学などから通俗的な部分まで幅広い。
しかし形の定まらない曖昧な存在で、世間的には忌避されているもので、
今までまともに取り扱われなかったが、現在は京極さんをはじめ多くの人がまじめに考えだしている。

曰く、妖怪は実は日本文化、歴史に関して非常に重要な部分を占めている、そうだ。
こういう部分は、知識がないので読んで鵜呑みにせざるを得ないが、
読んでいて非常に興味のそそられるものであることは間違いない。

現在で言えば、妖怪といって思い出すのは水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」が90%くらい
現代に生きる我々にとって、水木さんの影響力は大きい(俺自身はそんなにド直球ではないが)
水木さんは通俗的な意味で非常に重要な方っていうのは言われている。
寧ろ、自身が既に妖怪的だとか・・・(京極談)
京極さんは関東水木会(だっけ?)で、水木さんの弟子らしい。
兄弟子は荒俣宏だとか(笑)

妖怪って、馬鹿馬鹿しいと聞こえるかもしれないけど、真面目に考えている人はいて、
しかも調べれば調べるほど、深いみたい。
京極夏彦は小説という通俗的な装置を使って妖怪を発信しているけど、
そのほかにもこんなに妖怪について(あるいは怪異)考えている人がいるとは。

僕自身は傍観者でしかないですが、盛上げていくのならば、盛上げていくほうでたいと思っています。


京極夏彦さんはミステリで出てこられた人です。
純粋にミステリではなく、怪異、怪奇的な雰囲気があるので、
横溝、あるいは江戸川乱歩などを振り返って、
さらに海外の例えばポーなんかに源泉が求めたりするわけですが、
京極さん自身、そういう風に見てほしくないのだとか。
もっと日本的なもの、いわゆる怪談などにみられる江戸期の文学的なものに求めているらしい。
確かに「嗤う伊右衛門」など、そうした雰囲気を持つものを多数出版されているので、
なんとなくそうではないかと思えます(かなり安易ですが)。
折をみて語っていたので、散々色々言われて嫌だったのかな?

なんにしても、京極さんは我々庶民からすれば妖怪を僕らの元に落としてくれる人で、
妖怪と一般人との媒介者としての役割を持っている。
今後の活躍をますます期待



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