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![]() | スタイルズの怪事件 (創元推理文庫 105-26) (1976/01) アガサ・クリスティ 商品詳細を見る |
スタイルズの怪事件/原題:The Mysterious Affair at Styles
アガサ・クリスティ
クリスティの処女作にして、名探偵エルキュール・ポワロ初登場の小説
一般的には、「スタイルズ荘の怪事件」として知られている本作
クリスティといえば(自分の中で)、『そして誰もいなくなった』『オリエント急行殺人事件』『アクロイド殺し』で、
どれも(当時の)ミステリの既存の枠にとらわれない大胆なものが多かったのですが、
この作品では割と既存のミステリといった感じ。
とはいえ、満足いく内容といって間違いないでしょう。
ポワロの観察と推理と巧みな言葉に、その友人ヘイスティングズとともに読者を翻弄(!)し、
叙述で惑わしてくれる手際は面白いです。
スタイルズ荘で起きた女主人毒殺殺人の犯人は誰か?
誰もが殺しそうだし、誰もが殺しそうではない絶妙な人物配置
ポワロも名探偵ながら推理の間違いを犯すし、
読者側のヘイスティングズも事件の当事者の一人として、逆に真相が見えてこない
ああでもない、こうでもないと読んでいて飽きませんね
ポワロさん曰く「最も単純な説明がつねに最も無理のない説明だ」そうだ(p138)
これはある種、真理だと思った。
意外に人間はシンプルなものに目がいかないものだ
笑ったのが、
「あのロンドンから来て、あれこれ詮索したり、無遠慮に尋問したりする二人の探偵なんかとはまるで格違いでいらっしゃいます」
と、ポワロさんをドーカスが評しているところ。
探偵とはホー○ズ、○トソンのこと?
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