影武者<普及版>影武者<普及版>
(2007/11/09)
仲代達矢;山崎努;萩原健一;大滝秀治;倍賞美津子

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影武者

黒澤明監督作品

個人的には初ののついた黒沢作品

影武者は武田信玄の死後、3年間その死を隠さなければならなかった。
そのため、よく似ているものを武田信玄とし、生きているように見せかける策をとる。

敵を騙すにはまず味方からというが、
影武者の使用は近辺のわずかなもの以外は味方といえども絶対の秘密であった。

影武者は卑賤の者だったため、反対の声もあったが、
3年間隠すためにはやむを得ざることであった。

影武者に選ばれた男は、何とか信玄をやりとおすが、
時期が過ぎ、ばれてしまってからは武田の行方をただ見守るしかなかった。


カラーのためか、血のりがものすごく嘘っぽい。
赤というか朱色の鮮やかなものが塗られていて、すごい変。
逆にリアルにしなかったのかもしれないし、技術的な面で今よりも劣るのかもしれない。
まあ、その辺はスルーしても、
なんとなく演技面で微妙なところが・・・気のせいかもしれないけど、家康が微妙に縁起くさすぎる。
信長も若干くさかったけど、ああいうものだと思えば見れなくはなかった。

反面、信玄・影武者両役の仲代達矢は名演技
信玄の威厳のある立ち居振る舞いから、影武者のおどおどした演技までの落差がものすごくうまかった。本当に別の人がやっていると思えるくらいだ。

話としては、戦国時代の話なんだけど、合戦シーンはあまりない。
いや、合戦はあるにはあって、馬や兵士が走るシーンはあるが、戦うシーンはない。戦いは別の視点になって、その雰囲気や音が出るだけ。
お金の問題かもしれないが、一方で無駄とも思える長いシーンがあるのもあって、映画の勢いがちょっと弱くなっている気がした。(長すぎて、すごい冷めた目線になってしまう。たとえば、馬に演技させるの大変だなぁ、とか。)



おすすめの小説、ホラー
プレステージプレステージ
(2008/01/01)
アンディ・サーキスデヴィッド・ボウイ

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プレステージ/原題:The Prestige

原作はクリストファー・プリーストの小説『奇術師』から
本屋にあったので読もうと思ってたけど、映画化されてたので、ちょうどいいとおもって見てみた。

プレステージとは、魔術の3段階のひとつ。
マジックは、確認(プレッジ)、展開(ターン)、偉大(プレステージ)で構成されているという。
つまりプレステージとは、マジックの大本、最終段階のことである。


アンジャーとボーデンは奇術師として共に修行する中だったが、
あるとき、水中脱出マジックでアンジャーの妻が死亡する事件がおきてしまう。
ロープを結んだボーデンを恨み、アンジャーとボーデンは仲違いする。
両者とも奇術師として、相手よりももっと凄い奇術を披露しようとしたり、逆に相手のショーを台無しにしようとする。
ある日、アンジャーが完璧な人間瞬間移動の奇術を披露する。
それを偵察に来たボーデンは、舞台裏に忍び込むが、そこで見たのは水中でおぼれるアンジャーの姿であった。
その後、アンジャー殺人容疑でボーデンは捕まり、有罪死刑となってしまうが・・・

それは、実はアンジャーの仕掛けた大いなる奇術のトリックであった。


ボーデンも人間瞬間移動マジックをやっていて、
それに対抗するためにアンジャーも人間瞬間移動を行う。
アンジャーは、替え玉を用いたトリックだったが、ボーデンはそうではないものだと信じたアンジャーはどうにかして、そのトリックを知ろうとする。
そのさなかで、見つけたものがボーデンをも知らない、超マジックであった。
超科学とでもいうのか、ここだけは納得してみなければならない部分だが、
これを認めると、作品としての完成度の高さを感じる。
伏線然り、謎欠けしかり、どんでん返し然り。

最初のどんでん返しは分かるけど、最後のどんでん返しは分かんなかった。
後々から考えると、全部そこへの伏線だったのだが、それは今だから言えることで、正直やられた。
それは何も複雑なトリックではない。凄くシンプルなのだ。
むしろ、だからこそ騙されたともいえるのだが。
伏線は見える伏線もあるが、こうした見えない伏線はかなり高度だ。
なぜなら、大事なオチがバレる可能性が高くなるからだ。
だが、気づかずにオチを衝撃を持って受けたものには、全て歯がゆく、やられた感が一層増すとても素晴らしいものになる。
本作では、そのような機能がたくさん盛り込んであった。

あと、純粋にプロットが面白いし、時系列的に最後を見せてから、
過去と現在を交互に見せていく手法もすごくうまかった。

水中脱出のときの水槽の中で苦しむアンジャーも凄くリアルだし、
ある種のホラーの苦しみ方だよ、あれは。
ボーデンもアンジャーも全てが名演。脇役もすごくいい。カッター役の人とかもね。


以下、ネタバレ
おすすめの小説、ホラー
ホテル・ルワンダ プレミアム・エディションホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
(2006/08/25)
ドン・チードルソフィー・オコネドー

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ホテル・ルワンダ/原題:Hotel Rwanda

ルワンダで起きたツチ族・フツ族の内戦での実話

この内戦に巻き込まれた人々をホテルに匿い、
1000人以上の命を救った一人の男ポール・ルセサバギナのお話

ルワンダ紛争については、ほぼ知らなくて、
大量虐殺が発生したものという知識しかない。

見た上で、把握したことでは、
ルワンダで政権を握っているフツ族に対してツチ族が反乱し、内戦に突入
内戦中フツ族の民兵などがツチ族を皆殺しにするため、虐殺をはじめる
平和維持軍などが難民などを保護のため活動するが、外国人は軍隊含めて退去してしまう

ポールは、4つ星ホテル(たぶん外資)の副支配人であったが、
内戦のさなかホテルに逃げ込んでくる人々で、ホテルはあふれかえってしまう。
ホテルにフツ民兵を入れてしまうと、皆殺しにされてしまうので、
政府軍の将軍へ賄賂などを使い、なんとかして政府軍の将軍に民兵のホテルへの進入を防ぐように懇願する。
なけなしのお金や酒でもてなし、民兵をできうる限り避けてもらうよう尽力する。
様々な手段をとりつつも、ホテルに滞在する1000名以上の避難民を安全な場所に送るために、
そして家族を救うために、駆け回る。


民族浄化の問題というのは、どこの国でも様々な問題を抱えており、
ここルワンダではそれが最悪の形で爆発してしまっている。
まさに地獄のような状態だった。
その中で、ホテルは最後の砦、ぎりぎりのボーダーラインだった。
ポール自身も自分のこと、自分と家族のことで精一杯だったが、
持ち前の人の良さで、なんとかしようと努力する。

これは言ってみれば、「アフリカ版シンドラーのリスト」である

シンドラーのリストという映画ほどではないが、感動する作品である。
実話でもあるし、事実としては匹敵する困難さだ。
これを見れば、ルワンダ内戦の実態の片鱗をかじることができる。

虐殺は、ナタなどで行われていたみたいで、
主人公ポールが、奥さんに
「民兵がもしホテルに着たら、子供を連れて飛び降りてくれ。ナタで殺されるよりはマシだ。」
といったのが、一番ショックなセリフでした。
無残に殺されるなら、死んでくれと言わなければいけない心情はつらい。
(ちゃんと映画的な伏線にもなっていたんだけどね)

ぜひ見てください。


おすすめの小説、ホラー
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
(2007/08/03)
ウルリッヒ・ミューエセバスチャン・コッホ

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のためのソナタ
(原題:Das Leben der Anderen、英題:The Lives of Others

公式サイトhttp://www.albatros-film.com/movie/yokihito/

是非見てください、お勧め映画



1984年、旧東ドイツの社会主義体制の下、人々は密告者となり、疑いのあるものに対しては徹底的に監視されていた。
国家保安省(シュタージ)の局員・ヴィースラー大尉は、そうした体制下で堅実に任務を全うする国家に忠実な一人の男であった。
彼は、戯曲家ドライマンと女優のクリスタの住まう部屋を完全監視する役割を負う。
盗聴器から聞こえる彼らの語らい、自由への渇望、音楽文学に接するうち、次第に彼らに共感していく。
そしてあるとき、彼はドライマンの弾く「善き人のためのソナタ」を聞く。
ヴィースラーは、彼らに陰ながら支援し、反体制的な行動に対しても偽りの報告を入れてしまう…


主人公は、非常に厳格な感じで堅い。尋問が得意というほどで、体制側を象徴するような人物。
顔の表情は、最初から最後までほぼ変わらない。あわてもしないし、あせりもしない。
だけど、彼の思うことが節々の演出、表現で凄く伝わる。
彼の共感していく様、「善き人」になっていく様が、彼の表情はほとんど変えないにもかかわらず、
その映像から漏れなく伝わってくる。
映画手法、表現としてこれほど高度な映画は中々ないかもしれない。
面白かったのは、単純にシナリオだけではなく、こうしたベースにある細かい絶妙な演出にある。

まず、音楽を通じて、共感を得るという部分。
これは割りとベタかもしれない。日本のタイトルでは、題名からして分かりやすい。
だけど、本作では音楽を聴いて衝撃的な演出をしているわけでは全くない。
ただ、前後においてそれが大きな意味を持つことを演出しただけである。(具体的には語りませんけど)
そういう地味だけど、流れに沿ってなおかつ意味のあるものの積み重ねがとても大きな映画である。

哀愁の漂わせ方もかなりレベルが高い。
東西ドイツ統一後、ヴィースラーが監視として自分を見逃してくれたとドライマンが知った後、
ヴィースラーを探して、見つけたときに、ヴィースラーが広告をポストに入れる仕事をしているのをみて、
会うのをためらって、止めてしまう場面があるのだが、
そのときのヴィースラーの後姿が最高に哀愁が漂っている。


徹頭徹尾、文句のない映画としては結構久しぶりに見た。そして感動した。
自分の生涯ランキングにもかなり上位に食い込んでくる。
これなら、普通に映画館で見ても、払った金額以上のモノを持って買えることができたはず。


おすすめの小説、ホラー
楳図かずお恐怖劇場 「蟲たちの家」 &「絶食」セット楳図かずお恐怖劇場 「蟲たちの家」 &「絶食」セット
(2005/10/29)
西島秀俊緒川たまき

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絶食

楳図かずおの原作を映像化した作品
最初に、楳図かずおがこの作品について語る部分はDVDとしてのおまけなんでしょうか
楳図かずお好きは見るべきかもしれません

話としては、ダイエットして絶食するにいたる悲劇の話?なのでしょうか
よく分からなかったので、それらしいくらいの感想しかありません。
原作も読んだことないし。

死んだ妹とデブの姉のクロスさせるのは、果たしてどういう意味なのか?
そこが読み取れなかったので、正直イマイチでしたが、
全体としてはよくできていたのではないかと思います。
(よく分からないのは、原作準拠という可能性も多分にあるのですが。

正直、ツダカンと中川翔子がでてくるから見ただけなのですが、
ツダカン最後にちょっと出てくるだけですね;
しかもエンディングの後ってww

オチの好きな人を食ってるのは、意味不明
この女の動機や目的が理解できませんでした。

おすすめの小説、ホラー