2008.09.15
ミノタウロスの皿/気楽に殺ろうよ 【藤子・F・不二雄】【マンガ】
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![]() | 気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉) (1995/07) 藤子・F・不二雄 商品詳細を見る |
藤子・F・不二雄
Fさんは、ドラえもんだけじゃない。
ミノタウロスの皿
オヤジ・ロック
じじぬき
自分会議・・・ドラえもんでも似たような話がありました。オチは秀逸。
間引き
3万3千平米
劇画・オバQ・・・存在は知っていたけど、今回初めて。オバQ世代じゃないので、あまり感情の部分は分かりませんが、オバQの後姿が悲哀を誘う。
ドジ田ドジ郎の幸運
T・Mは絶対に
ミノタウロスの皿・・・ブラックなユーモアでもある。家畜と人間が入れ替わった世界の話。
一千年後の再開・・・一人はタイムマシンで、一人ははるか宇宙のかなたへ(ウラシマ効果)。そして、二人は一千年後の未来に出会う。
ヒョロヒョロ・・・超ブラックユーモア。
わが子スーパーマン
コロリころげた木の根っこ・・・面白い。オチすごい。執念とは恐ろしい。
気楽に殺ろうよ
ミラクルマン
大予言・・・いきものの記録、を思い出す。
老雄大いに語る
光陰
幸運児
やすらぎの館
定年退食・・・これを描いたFさんの気持ちがさびしい
サンプルAとB・・・ロミオとジュリエット。視点がSFで、絵柄が少女漫画
休日のガンマン
分岐点・・・人生の分岐点。どれを選んでも、人は選ばない道のほうがよかったと思う。
換身
気楽に殺ろうよ・・・なるほど、そういう発想はなかった。
ウルトラ・スーパー・デラックスマン・・・無敵のヒーローも病気には勝てない。
2008.09.13
少年時代 【藤子不二夫A】【マンガ】
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上のは、映画ですが、
今回見たのはマンガです。
なんかamazonさんには絵がなかったので。
マンガ少年時代
言わずと知れた作品。子供のときに映画を見た記憶はあったけど、さすがに覚えていない。
で、映画を見直そうかと思っているが、その前に原作を読んでみた。
マンガは、藤子不二夫A先生
原作があって、柏原兵三の小説『長い道』
『長い道』に感銘を受けた藤子A先生が、
柏原さんが死んだことを知って、
漫画家の使命感みたいなもので描いたらしい。
当時の少年マガジンで連載したみたいですね。
その当時ですら、反響は全くといっていいほどなかったみたい。
それでも1年間書かせてもらったというから、当時の編集者はがんばったといえるんでしょうか。
それで、終わりまで書いた後、反響があったらしく、手ごたえとしては感じたらしい。
通しで読むマンガというのがいえるかもしれません。
その後の映画は評価されてるみたいなので、世間一般的な評価もされたのでしょう。
結果的には幸いな作品であるでしょう。
「少年時代」といえば、井上陽水さんの歌が一番に思い浮かびます。
情景を浮かび上がらせる才能と歌の上手さで、あれだけで感動しますね。本当に。
『少年時代』はあの歌とセットにすると、ほとんど無敵の力を発揮しますね。
涙腺が緩むのでは?
で、マンガを初めて読んだわけですが、すごく新鮮な面白さがありました。
終わり方が、すごくあっさりしているな、と感じますが・・・
なつかしいとかは、まったくありません。当然ですよね、時代も違うし。
でも共感できないかといえば、そうでもない気がします。
時代の仕組みが変わろうが、人間あるいは子供の仕組みはそうかわりません。
その当時の子供の心境と、今のことの間に大きな隔たりはないと思います。
そういう意味で、共感めいたものを感じることは出来るのではないかと思います。
主人公とタケシとの不思議な友情関係というのも、なんだか分かる気がします。
(これはタケシの心情が分かるというのと同義です。)
タケシはガキ大将(作中にそんな言葉はでないけど)なりの皆の前での示し方みたいなものがあったり、
あるいは純粋な嫉妬や、家が忙しく貧しいという苛立ちみたいなものがあったり、
だけど友情を本当にあつい人物でもあるという、
非常に多面性のある面白い人物です。
あの複雑な内面をもっと描いてほしかったなというのはあります。
当時の連載から、それはできなかったのかもしれません。
でも、もっと描きたかったのではないかと思います。
(あとは、僕らの想像で補える。それだけのものは提出されていました。)
最後の最後で、主人公とタケシは対等の友情を得る。
とてもすばらしい作品です。
2008.09.10
へうげもの 【山田芳裕】【マンガ】
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『度胸星』が超面白かったので、同じ作者のマンガを読まねばと思い、早速読みました。
『へうげもの』
読み方分かりますか?
ひらがなだから読めるって思って、heu-gemonoって読んではいけません。
俺は、間違ってheu-gemonoって呼んでました(さっきまで。恥ずかしいね)
正しくは、hyou-gemonoなんですね。
よく見たら、表紙に書いてあるじゃん(笑)
ということで、へうげものです。
いわゆる戦国時代ものではありますが、
戦がメインではありません。
このマンガで描かれるのは、芸術、茶道などの「美」を中心に描かれています。
主人公も、知名度の低い(自分は全く知らなかった)古田織部という人物です。
彼は、織田信長、豊臣秀吉に仕えた武将ですが、「武」以上に「美」で名高い人だそうです。
まあ、そういう史実はおいておいても、
このマンガのコミカルで読みやすい描写や、主人公(古田)の度肝を抜く行動がすごく面白い。
「ぷっ」って堪えられなくて笑う部分も多かったです。
人間味のあるあの描き方はすごくいい。
対照的に千利休(名前が最初は違うけど)は、まったくの無表情。
人間味を殺したようなキャラクターとして出てきます。
逆のキャラクターですが、非常に魅力のあるキャラクターをしています。
又聞きですが、作者は当初、千利休をメインに描こうと思っていたみたいです。
それだけに、このキャラの魅力は筆舌に尽くしがたいところがあります。
内容は、基本的にコメディ調です。
しかしギャグだけならば、ここまで好きにはならなかったでしょう。
やはりベースとしての戦国史。そこの面白さもものすごくある。
まず、明智光秀の本能寺の変と、秀吉の中国大返しで、
教科書どおりの内容ではありません。
(この辺、作者は戦国モノ好きなんだろうなと感じる。)
秀吉は、天下を取るため、明智の反乱を影でけしかけていて、
毛利攻めをやると見せかけて、明智を打つ用意をしていたり、
最終的に自分で信長真っ二つにしちゃったりと、ものすごいことしています。
確かに、中国地方から戻ってくるの早すぎだろうっていうのは言われているし、
あながちありえない説ではないから、納得してしまう。
まあ、フィクションとしては、断然色味が違って面白くなるから、史実は本当にどうでもいいのだが。
で、まだ全部読んでなくて、
4巻だけど、ここまであっという間に読めた。
すごく面白い。
世間でも人気高いようですしね。
ま、俺も世間並みにマンガが評価できるということかな。
今度こそ『度胸星』の二の舞だけは避けられそうですよ。
2008.09.09
百鬼夜行抄 & 夏目友人帳 【マンガ】
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やっぱ、引き合いに出されるこの2作品。
『百鬼夜行抄』(以下、『百鬼』)
『夏目友人帳』(以下、『夏目』)
ネットでも比較している人はいました。
ぱっと見としてよく似ているし、女性が書いてるし。
まず、妖怪が出てくるし、その扱い方。多少の差異はあるにしろ、よく似ている。
日常空間には妖怪がいて、主人公にはソレが分かるけど、周りの人は全く見えないとか、
妖怪に強い親類がいたとか。
まあ、どちらがぱくりとか、そんなのはどーでもいい話なのですが、
やはり、出来不出来の評価って言うのは、ありますよね。
正直どちらも中途半端にしか読んでないので、これから読むのですが、
『百鬼』を先に見ていたせいか、『百鬼』のほうが好きですね。
画力も、マンガ構成力も、エピソードの完成度からも、『百鬼』のほうが圧倒的に分がある気がします。
『夏目』のにゃんこ先生も個性として、なんか力がない。
昔、カードキャプターさくらで、ケロちゃんってキャラいましたよね(って、知ってるかなぁ)
ほとんどあれの方法論。普段はかわいいデフォルメキャラ→本気出すとリアルなキャラ
なんだろうけど、なんか画力がなくて、リアルな造形とか、妖怪の描写とかが弱い。
にゃんこ先生は、夏目のもとにいる理由としてもなんか弱い。
個人的には、青嵐というキャラのほうが好感持てます。
理由もキャラもはっきりしているし、作風や主人公にマッチしているから。
ただ、こうした批判は俺自身が少女漫画についていけていないだけ、かもしれない。
『夏目』もこれから見ていけば、もっとよくなるかもしれません。
もっとがんばれば、『夏目』もそう捨てたものじゃない、そういう印象は受けます。
ですが、現時点では『百鬼』がいいですね。
まあ、どちらにしても「妖怪」というものを扱っているのは、好ましいこと。
あるのかないのか分からない「妖怪ブーム」ですが、
『夏目』のアニメ化とか、京極堂シリーズのアニメ化とかで、本当の「妖怪ブーム」が来るのも割と近いことなのかもしれませんし、もうそのブームは来ているのかもしれません。
楽しい時代になることを期待したいです。
2008.09.05
度胸星 【山田芳裕】【マンガ】
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度胸星
山田 芳裕
いきなり度肝を抜く展開
火星に降り立った宇宙飛行士スチュアートは、仲間3人と共に着陸船がつぶれる光景を見る。
その頭上には、超立方体が佇んでいた。
火星でただひとり生き残ったスチュアートは、物言わぬ超立方体テセラックと対峙するが・・・
この話は、主人公・三河度胸(名前)が、火星へ救出に行くチームの日本での選抜試験を受けていくという内容である。
こういう試験を乗り越えていくという漫画は、基本的に面白い。
しかし、この漫画はテセラックというよくわからない超立方体の存在が出てくるため、
彼らの向かう未来に楽観し出来ない恐怖を与える。
ネタバレしたくないなら、読まないほうがいいが、
4巻辺りで、火星への救出に向かう。
しかし、やはりそのクルーもテセラックに着陸船をやられてしまう。
さらに、救出するためにロシアの船で火星に向かうところで、この漫画は事実上終了する。
その先は?と、気になるものを残しつつ、5巻以降はない。
そして、今現在連載はしていない。
そう、これは、
所謂、未完である。
テセラックは、我々よりも高次元の存在であり、何かしら自分たちをどうにかしようとしているが、
目的も何をしているのかも、全く不明。
主人公たちは、どうなるのか、火星は、地球は、人類は?
なんなんだ?超気になる展開で、これからだんだん面白くなるかもしれない・・・というところで、終了。
そんなことより、度胸とその周辺の人々の選抜試験&訓練が面白いので、
それはそれでいいのだが、その後の展開がすげー気になるし、なんで打ち切りになってんのか、分からない。ま、リアルタイムで見てないので、俺が言えた義理ではないが、すごくもったいない漫画だ。
しかし、4巻でこれだけの密度って凄い。
作者は現在、モーニングで『へうげもの』を連載中。
『へうげもの』の後で、続き書いてくれないだろうか。
まあ、今はNASDAじゃないし・・・
でも、それでも読みたい、と思えるマンガ
そういえば、登場人物の苗字とか、戦国時代の武将ですよね。























