2008.12.15
『ピアノの森』 ―いっしょに行こう、森へ 【映画】【一色まこと】
![]() | ピアノの森 [スタンダード・エディション] [DVD] (2007/12/21) 上戸 彩.神木隆之介.池脇千鶴.福田麻由子.宮迫博之 商品詳細を見る |
ピアノの森
一色まこと
漫画は好きで読んでんだけど、映画は見に行かなかったので、
DVDで見てみました。
ファンとしてはもちろん面白かったには面白かったけど、
映画としての盛り上がりとかが微妙な印象
最後のコンクールが盛り上がる場所という想定なんだろうけど、中途半端な印象。
漫画で連続して読んでいったり、テレビアニメ化して見た方がいい作品だと思わざるを得ない。
やっぱ映画は、映画として完結しないと駄目みたいだ。
パッと何かが始まって、ババっと山があって、ダダダダダと終わる感じとか。(?)
特に、アニメだとお子様率は高くなるだろうから、余計そういうつくりじゃないと駄目だったんじゃ?
声のほうは、違和感無く聞けました。
たまにタレントの起用を駄目に言う人がいるけど(声優業界の人が言うのは分かるが)、
そういうの気にしないたちでもあって、なにも不満は無かった。
特に、阿字野の声が宮迫だったとは気づかなかった。
全く全然1ミリも思わなかった。宮迫すげーw
上戸さんは最初から知っていたので分かったし、
神木くんはまんまなのでもろにわかったんだけど・・・
さすがに想定の範囲外だったよ・・・
声とかは全体的に他の人も違和感無なく聞けました
ピアノの森が好きな人には是非
見てない人はコレを入り口に、って感じの映画
2008.12.14
『青の炎』 ―青の炎は、赤い炎以上の高温で燃焼する 【犯罪小説】【貴志祐介】
![]() | 青の炎 (角川文庫) (2002/10) 貴志 祐介 商品詳細を見る |
青の炎
貴志祐介
静かな激怒が、ひたひたと心を満たしていく。それは、今までの、真っ赤な炎のような怒りとは、異なっていた。秀一の脳裏にで輝いたのは、鮮やかなブルーの炎だった。最も思索を表す色。だが、その冷たい色相とは裏腹に、青の炎は、赤い炎以上の高温で燃焼する。
倒叙ミステリというカテゴリに入るらしいが、犯罪小説といったほうがいいような気がする。
といっても、その辺のカテゴリの定義やらは曖昧なので、個人個人の趣味の問題になるのだが、
ミステリと言う枠に強引にはめ込まなくても良いじゃんという部類の小説。
一人の少年(高校生)が、家族のためとはいえ、人殺しの完全犯罪を企てる。
彼は現代ならではと言ったインターネットや様々な周辺機器、知識を用いて周到に計画を練る。
法医学書まで持ち出して入念に、実験まで行って、殺人を実行する。
一見完璧に思えたのではあるが、思いもよらない失態や殺人を犯した罪の重さがのしかかる。
さすがに、中学生ではここまでできんだろということで高校生なのだろうか。
というのも、そこまでするんだ、と思うほどいろいろ試行錯誤しているのだ。
例えば、身元がばれないように、私書箱まで使ってたり、
法医学書を態々購入して、読破してしまうなどなど。
作者の犯罪思考実験みたいな小説ということなら、そういう面での思考錯誤はいいのかもしれない。
ただ、そういう反面
殺人計画にいちいち『電撃作戦(ブリッツ)』とか名前を付けているあたりは、高校生的(?)だったり、
殺人も敢えて『強制終了』と呼んでいる。
さらに作中で頻繁に授業で習ったであろう「国語」や「物理」の内容も出てきたり、
心象描写や殺人計画に使われたり、使われなかったり。
「山月記」とか「こころ」とか、国語の時間に習ったことがなつかしい。(これに世代的なギャップはあるのか?)
ジュール熱とかも、聞かなくなって久しい。
人殺しは当然悪いことなのだが、
前半の殺人計画を練るところは、(語弊が多分にあるが)ワクワク感がある。
人一人をバレることなく完全に殺すことが出来るのか・・・
倫理的には最悪だが、そういう犯罪がばれるかばれないかの知的合戦が犯罪の醍醐味だったりするわけで、ここはミステリの救われざる性である。
そういう面で面白さもあった。
さらに、やっぱりというか、完全犯罪なんてのは大体が不可能である。
それは小説と言う体裁からしてやっちゃいけないことでもあるが、
人間の想像力の限界だったり、所詮は机上の空論で、ほぼ100%無理です。
で、警察も馬鹿じゃないから、主人公も追い詰められる。
そうしたやり取りが最後にあるわけだが、
読んでるほうは主人公に感情移入しまくってるわけで、
ああやばいやばいってのがジワジワと伝わってきて、ものすごく怖い
恐怖がリアルに感じる
ミステリで犯人が探偵とかにジワジワ攻められてくる感じを疑似体験できる。
恐怖を感じるのは多分、純粋にばれるということでもあるが、
やはり幸せな日常が壊れてしまうと言う恐怖が強いからだろう。
そして、それはそういう方面の日常性をこの小説がもっているおかげだと思う。
普通(?)の高校生の持つ、平和な日常と殺人という非日常性のギャップの大きさが
恐怖を生む大きな力を生んでいる気がする。
(俺はどーしてもホラーにしたいのかな・・・笑)
面白かったですよ。
主人公の心理やその他諸々が凝縮されていて、読み飽きることも無く一度に読めたから。
『黒い家』よりも小説的にはこちらのほうが上だと思う。
ちなみに、
最後のオチは、正直やめてほしい
トラックの運転手がね・・・迷惑なので
そういえば、嵐の二宮君が主演の映画にもなったような・・
一度見てみようかと思う。
2008.12.04
都道府県大戦
都道府県大戦(フラッシュゲーム)
http://suznooto.com/flash/TDW.html
信長の野望を髣髴とさせる陣取りゲーム
単純だが、面白い
2回しかクリアしてませんが、
戦略覚書
・都道府県を選ぶ(九州が一番やりやすい)
・まず、いきなり隣の県を攻めて2国に。(上から順番に行動を決めるので、順番きてない県には楽勝で勝てる)
・剣玉を優先的に量産(ただし槍玉までのつなぎ)
・序盤は兵玉研究所を優先的に配置、MAXを目指す
・とにかく槍玉を量産する
・忍玉も便利(主力ではなくサポートとして)。
・お金に余裕が出てくれば騎玉を量産
戦術覚書
・基本は、火の術。即効攻略
・持久戦なら水も便利。使うタイミングが難しいけど。
・防衛では、県壁+弓兵がいい(敵が二正面になったとき片面を防衛に徹する場合とか)
・基本戦術:槍玉(or騎玉)で前衛部隊を止め、全力で撃滅。忍玉は中距離から攻撃。前衛部隊が弱体化したら、槍玉、忍玉で敵に突進。狙玉は自由に。
・大玉がいるときは、風の術
・最後の敵には、大玉(多すぎても微妙)+騎玉(主力)+狙玉で勝てる
・最後の敵(ボス)には、まず前衛部隊を倒す(火の術で速攻倒してもいい)。その後(火の術使ってないなら、マヒさせて)後ろのボス以外の敵を倒す。あとはボスを囲んで全力で叩く
・難しいなら、何回もぶつける(まず、前衛を消すのに全力を尽くし、次に後ろを倒すと言った役割を変えて投入する)
おすすめの小説、ホラー
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・難しいなら、何回もぶつける(まず、前衛を消すのに全力を尽くし、次に後ろを倒すと言った役割を変えて投入する)
2008.12.03
『読み忘れ三国志』 ― 【荒俣宏】
![]() | 読み忘れ三国志 (小学館文庫) (2007/11/06) 荒俣 宏 商品詳細を見る |
三国志大好きな人にはもちろん、
読んだこと無い人もこれから読もうとする人にも面白い内容になっている
小説や漫画で一度見た程度で、
そこまで深く知っているとは言いがたい自分にとっては、
知らない内容や、三国志の出来事の再解釈があって面白かった。
三国志と言えば、なんだかんだで諸葛孔明の活躍になっちゃって、
もちろんこの本でも大々的に取り上げているけど、
諸葛孔明以後の三国志のありようなんかも触れてある
豆知識として、諸葛孔明がブス専(?)であったこと(不細工だけど頭のいい女性と結婚って意味ね。昔の感覚だから今見ると美人かもねw)や、その直系は滅んでしまったこと。
諸葛氏の一族は、それぞれの国に分散して、互いに戦争しあっていた現状とか(そういう人ってたくさんいそうだけど)
孔明の数々のマジカルな行いは、安倍晴明のような陰陽師みたいに天文からの知識としてあったもので、非科学的なものではないこと
ライバルの司馬懿も同様の人であったこと
割とオーソドックスな切り口もあるが、
女性や武器、宗教、官職名など気づかないところに気づかせてくれる、
痒いところに手の届く知識を乗せてくれている。
三国志時代の日本での、卑弥呼さんの話まであったりw
正当な王朝の性質が、木火土金水の順にならないといけないとか、
黄巾賊は、漢王朝の水からのものと逆の土のイメージ(黄色)で、
逆順の木土水火金なので、革命的なものとして最適だったとか、
そういう方面での詳しい話が、初耳で面白い。
さすが、荒俣さんというか、見方が変わる。













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